創業から12年、「当たり前のことをやる」という事を大切にし続けてきた株式会社スリーラインは、創業当時5名だった社員数を現在では60名にまで拡大してきました。
画期的な技術で勝負する業界ではないからこそ、日々の積み重ねや丁寧さを武器に、お客様の安全を守る仕事に向き合っています。
警備という業界において、常に人手不足という社会的な課題を抱えながら、コストパフォーマンスや時間効率を意識し、効果的な採用の方法を日々模索していたといいます。
さらに、従業員に会社の価値観や考え方をしっかり浸透させたいという想いもあり、ただ求人を出すだけでは良い人材は採用出来ないと、限界を感じていました。
こうした背景のもと、同社は採用支援サービス『あたりまえリクルーティング』の導入を決めました。今回は代表の田中社長に、あたりまえリクルーティングの導入背景や、導入後の実際の変化、今後の展望についてお話を伺いました。
まずは御社のことについて教えていただけますか?
スリーラインは、「当たり前のことを丁寧にやる」ことを大切にしている警備会社です。
お客様の安全を守るという責任ある仕事だからこそ、正確さと誠実さを徹底し、ひとつひとつの現場に向き合ってきました。
派手さはない業界ですが、だからこそ会社としてどれだけ価値をつけられるかを常に考えています。
採用では人柄を重視し、社内ではコミュニケーションの摩擦が起きにくい環境づくりを意識しており、目標も個別に設定するなど、無理なく働ける仕組みづくりを心がけています。
現在は社員数が60名を超え、ありがたいことにお客様のリピート率も8割以上でして、今後も、お客様・社員のどちらにとっても、長く信頼される会社を目指していきたいと思っています。
採用についてはどんなことで課題を感じていましたか?
警備業界はどうしても人手が必要な業界なので、人が足りないとか、応募が来ないというのは常につきまとう話です。だからこそ予算をどう使って、どう動いていくかを感覚じゃなくて、きちんと整理して考えたいと思っていました。
もうひとつは、MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)がうまく伝わってなかったことです。
理念をしっかり言葉にして伝えるっていうのがこれまでできてなかったので、例えば売上が伸びないときにどうして?って聞いても、それがただのダメ出しみたいになっちゃうと意味がないと感じました。
あたりまえリクルーティングを導入いただいたきっかけを教えてください。
エアワークを活用している知り合いの代理店の方がいまして、その方から「求人は言葉選びひとつで効果が大きく変わる」と聞いていたんです。
そのご縁で、今回Reviveの熊野さんをご紹介いただいたのがきっかけでした。
私たちは、一回やってそれで終わりの求人にはあまり魅力を感じていなくて。日々、「どうすれば採用にちゃんと効果が出るか」を考えていました。
求人にかけるお金が無駄にならないよう、費用対効果や時間効率も重視しています。
また、もう一つ課題として感じていたのが、「会社の考え方や価値観を、どう従業員に伝えていくか」という部分でした。
単に求人を出すだけでなく、会社の理念や想いを言語化して、しっかり社内に浸透させたいという思いがありました。
熊野さんがMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)策定の知見をお持ちだったこともあり、採用だけでなく、組織づくり全体のパートナーとしてお願いしたいと感じ、導入を決めました。
(参考)人事部で大切なこと①
あたりまえリクルーティング導入後はどのような施策を実施されましたか?
警備会社は労働集約型の事業なので、求職者の困窮という問題と常に背中合わせの状況でした。それに加えて、弊社では大きく2つの課題を抱えていました。
ひとつめは、採用活動の分析や改善がロジカルにできていなかったこと。感覚的な採用活動になってしまい、予算をどう使って、どう動いていくかを感覚ではなく、きちんと整理して考えたいと思っていました。効果測定も曖昧で、データに基づいた戦略的な採用ができていませんでした。
そしてふたつめは、MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)が整備されていなかったことです。理念やビジョンの言語化ができておらず、例えば「どうして売上が上がらなかったの?」という質問に対して一貫性のない回答になってしまい、ただのダメ出しの繰り返しになっていました。
これらの課題に対して、リバイブさんには以下の施策を実施していただきました。
まず採用面では、「今インディードの予算効果がこういう風に出てますよ」とか、データを使って説明してもらえたので納得感もありましたし、次の動きも決めやすかったです。いいことだけじゃなくて、現実的なところにもちゃんと寄せてくれるので、信頼できるなって思いました。
一方で、MVVに関しては本当にゼロからのスタートだったんですが、マンダラチャートで一緒に整理してもらって、会社の方向性を可視化し、社員に対する一貫したフィードバックができるよう、土台の作り方から言語表現、戦略設計まで包括的にサポートまでしていただきました。
具体的にどのような効果が表れましたか?
まず採用面では、データに基づいた戦略により、支援開始からこれまでの半年間で5名の採用に成功することができました。
何より大きかったのは、ダメだった時の次の戦略をスピーディーに対応していただけることです。現実的で実行可能な改善策を提示していただけるので、本当に信頼できるパートナーだと感じています。
MVVについては、会社の考え方を整理し従業員にも共有していく土台が整ったのが最大の成果です。社内にも少しずつ理念が浸透し始めており、「こういう人を将来の役員に育てていきたい」という視点も持てるようになりました。
おかげさまで、求人原稿の作成だけでなく、Webサイト制作まで幅広く関わっていただき、採用支援の枠にとどまらない厚みのある支援を受けることができています。
(参考)人事部で大切なこと②
現在、どのような施策を実行しているか?
今はMVVの浸透に取り組んでいて、従業員と話し合いながら少しずつ進めています。全部で半年ほどかけて定着させていく予定です。
警備業界は「当たり前を積み重ねられるか」が何より大切なので、特にバリュー(行動指針)をどう現場に落とすかを意識しています。
創業当初は5人だった会社が、今では60人規模に成長しました。だからこそ、基本を大事にする姿勢を改めて見直しています。
これからは目標設定にも力を入れて着実に成長できるよう取り組んでいきたいと考えています。
弊社作成 採用ピッチ
今後、実現したいことについて教えてください。
スリーラインとしては全体の6〜7割くらいは整ってきた感覚があって、並行して3つ目の会社の立ち上げも検討しています。
今後3年で、役員を任せられるような人材を1名育てていくことがひとつの目標です。
ポジションの定義づけについても、すでにサポートいただけていて助かっています。
リバイブさんには「まずは畑を耕してもらった」という感覚があって、今提供いただいているサービスに関しては、正直100%満足しています。
今後も、求人のあり方について日々意見交換しながら、半年後にまたお力を借りられたらと思っています。
本日は貴重なお時間をいただきありがとうございました!
御社の採用における成長をこれからも全力でサポートさせていただきます。引き続き、「当たり前のことを丁寧にやる」という大切な理念のもと、お客様の安全を守るミッションの実現に向けて、採用面からしっかりとご支援させていただければと思います!
まとめ
株式会社スリーラインは、警備業界の人手不足と会社の価値観浸透という課題に直面していました。
「あたりまえリクルーティング」導入により、データに基づく採用戦略とMVV策定を実現し、5名の採用成功と社内理念浸透を達成しました。
創業時5名から60名への成長を支える組織基盤が整い、今後の役員候補育成に向けた準備が進んでいます。
『あたりまえリクルーティング』の支援は、ただ求人を出すだけにとどまらず、企業の成長や組織づくりまで見据えた包括的な取り組みとなっています。
この事例は、人材不足に悩む警備業界において、採用のあり方に新しい選択肢を提示するものだと言えるでしょう。
会社概要
会社名 | 株式会社スリーライン |
所在地 | 本社所在地 千葉県君津市中野1丁目9番1号 丸富ビル201 千葉研修センター 千葉県千葉市若葉区下田町1356 |
代表者 | 代表取締役 田中 守 |
事業内容 | 警備業 |
従業員数 | 60人 |
HP | https://three-line.jp/ |